CHATEAU DU BREUIL CALVADOS

 

シャトーで造られるAOC ペイドージュの名門カルバドス

 

 

16世紀に建設されたノルマンディーにたたずむシャトー

 

フランスの北西部、ノルマンディー地方はその目に映る景色や、空気の香り、美味しい郷土料理など、私達の五感を際限なく楽しませてくれる場所。

D6173_vue_aérienne_.JPG シャトードブルイユが位置しているペイドージュ地区は、川と小川が十字に交差する緑の高原。木陰の下、周辺の野道や草原を散策するのにはとても素敵な場所で、5月にはピンクに色づいた林檎の花が咲き乱れ、秋には果物の芳香が漂う、平和にあふれる林檎の楽園です。

 

シャトードブルイユの建物は16世紀の初頭に建てられたもので、当時はノルマンディーの貴族達が生活を送っていましたが、現在では歴史的建造物としても指定されているこの城でシャトードブルイユカルバドスは3代に渡って造りつづけられています。

 

このシャトーは典型的なペイドージュ地区の建築様式。ペイドージュの中心地ではその歴史や伝統的習慣、食文化が未だにしっかりと守られており、シャトードブルイユもその伝統と質の高いカルバドスの生産で国際的な名声を持っています。

 

お城にある二つの塔は16世紀にできたもので、中心の部分は17世紀に建設されたもの。二つの塔は半分が木製で出来ており、オーク材の梁と典型的なノルマンディーのタイルが貼られている。さらにお城の表玄関と濠には、かつて使われていた城の濠の吊り上げ橋が見られ、その歴史を感じさせます。

離れに建っている“ロランジェリー”(17世紀建設)は、現在はカルバドスの熟成倉庫として利用されており、何百年もまえに造られたその地下倉庫はカルバドスをゆっくりと上品なブランデーに熟成させるのに最適なセラーとして使用されています。

 

 

 

シャトードブルイユの始まり 1954年

 

現在のシャトードブルイユのカルバドスがこのシャトーで蒸留され始めたのは1954年。

先祖代々カルバドス造りに従事していた家系のフィリップ・ビゾアール氏が、このシャトーを買い取り、蒸留所として稼動を始めました。28ヘクタールにもわたる野原と林檎の木々に囲まれたこのシャトーは、フィリップ氏にとってまさにうってつけの場所だったのです。

 

 

 

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魅惑の果物 : 林檎

 

ノルマンディーの気候と土壌、そして日照条件は、林檎の栽培に非常に適しており、この地では何世紀にも渡って林檎の栽培がされています。ペイドージュ地区の、穏やかで湿気のある気候と粘土質の土は、シャトードブルイユの林檎の栽培にとって非常に理想的な条件なのです。

 

シャトードブルイユが所有している林檎の木は約22000本。シャトーの周辺に加えて、所有している2つの果樹園の面積は42ヘクタールにも及びます。

 

カルバドスの重要な原料である林檎は、大きく分けて2つの方法で栽培されています。

1、 ノルマンディーに古くからある背の高い林檎の木で野原などに植林されている。木の下では牛などが放牧されている。


2、 背の低い林檎の木。主に果物栽培用で果樹園に集中的に植林されている林檎。
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今日、世の中には800を超える様々な種類の林檎がありますが、それらは大まかに分けると5種類のカテゴリーに分けられます。

 

大まかな5つの種類の林檎たち

 

‐苦味の多い林檎 :タンニンが多く、サイダーを造る際に厚いボディーができる

‐糖分の多い林檎 :タンニンが少く、その糖分がアルコール度数の元となる

‐酸味の多い林檎 :その酸味が搾汁後のジュースにシャープな味わいを作る

‐すっぱい林檎  :苦味のある林檎同様に、タンニンを多く含む

‐苦く甘い林檎  :サイダーのアルコール度数を安定させる

 

この5種類の林檎の選択と使用比率が、搾汁後のジュースとそれを発酵させてできるサイダーの質に影響を与え、蒸留後のカルバドスに根本的な影響を与えます。

シャトードブルイユでの林檎の収穫は厳しい選定の元に行われ、10月初旬から11月末の間が1年で最も忙しい時期となり、林檎の測定から種類の選定、後のストックとして貯蔵する林檎の選定など、すべてこの時期に行われます。

 

 

収穫が終わると次はサイダー造りのための林檎の選定をします。様々な種類の林檎を細心の注意を払って選び、混ぜ合わせることで、香りの高いシャトードブルイユ特有のサイダーを造り上げるためです。

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林檎は洗浄されてから圧搾され、さらに強くプレスすることで果肉とジュースを別けます。

搾られたジュースは、6週間以上をかけて発酵され、アルコール度数4.5%以上のサイダーが出来上がります。この発酵は100%自然発酵で、発酵を促すための添加物や化学薬品は一切使用されていません。自然の摂理にしたがって、忍耐強く継続的に管理を行うことが、果物造りとサイダー造りの真髄なのです。そしてサイダーの味わいが一定基準に達した後、いよいよ蒸留が始まります。

 

 

サイダーの2回蒸留

 

カルバドスの蒸留が行われるのは冬の初頭から翌年の6月30日までの間。

銅製のスチルの中でゆっくりと温められるサイダーは、徐々に水蒸気となります。

スチルの中で蒸気となったサイダーのうち、粗のある重みのあるものは再度スチルの中へと落ちて戻り、洗練された軽い蒸気はスワン型のネックへと運ばれ、冷却水で冷されたスパイラル状の銅管を通り凝縮されて液体となります。

 

 

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最初の蒸留では「PETITES EAUX」プティゾウや「BROUILLIS」ブルイリと呼ばれる、28度前後の蒸留酒が出来上がり、2度目の蒸留によって、いよいよカルバドスができあがりますがシャトードブルイユでは出来上がりのカルバドスが度数72度以下となるよう心掛けています。できたばかりのカルバドスは非常に度数が高く、無色透明の荒々しいものですがすでにカルバドスとしての味わいを持っています。

 

シャトードブルイユでのカルバドスの蒸留は、長い年月の間に培われた経験の結果作られたシャトー内のルールにしたがって行われており、出来上がりの度数へのこだわりもその1つだそうです。

 

 

カルバドスの熟成とセラー

 

シャトードブルイユのセラーでは、カルバドスは全てオーク材の樽のなかで熟成をしています.樽の種類や質、サイズはカルバドスの熟成の質に重要な影響を与えるため、樽選びには厳重に行います。また、樽に使用されるオーク材は、その防水性と素晴らしいタンニンの含有料で有名なトロンセ産のまたはリムーザン産のオークのみを使用しています。

 

樽の中のカルバドスは熟成の間、オークを通して外気と触れ合うことで滑らかな味わいと香りを与えられ、また樽と直接触れ合っている部分からはオークの中にあるタンニンを吸収しながら鮮やかな琥珀色を帯びて厚みの有るボディーとなっていきます。

 

熟成を始めたカルバドスは、最初の数ヶ月の間に不安定な揮発部分が蒸発し、その後は1年に2%の割合で蒸発をしていきます。アルコールと空気のふれあいは様々な物質の参加を促し、それによってカルバドスは徐々にやわらかくなります。

カルバドスの熟成と蒸発をバランスよく行うには、樽の質、温度、湿度とさまざまな要素が関与しますが、カルバドスは少々湿度の有るセラーでの熟成が好ましいようです。

 

 

シャトードブルイユのセラー

では、カルバドスは全てオーク材の樽のなかで熟成をしています.樽の種類や質、サイズはカルバドスの熟成の質に重要な影響を与えるため、樽選びには厳重に行います。また、樽に使用されるオーク材は、その防水性と素晴らしいタンニンの含有料で有名なトロンセ産のまたはリムーザン産のオークのみを使用しています。

樽の中のカルバドスは熟成の間、オークを通して外気と触れ合うことで滑らかな味わいと香りを与えられ、また樽と直接触れ合っている部分からはオークの中にあるタンニンを吸収しながら鮮やかな琥珀色を帯びて厚みの有るボディーとなっていきます。

熟成を始めたカルバドスは、最初の数ヶ月の間に不安定な揮発部分が蒸発し、その後は1年に2%の割合で蒸発をしていきます。アルコールと空気のふれあいは様々な物質の参加を促し、それによってカルバドスは徐々にやわらかくなります。

カルバドスの熟成と蒸発をバランスよく行うには、樽の質、温度、湿度とさまざまな要素が関与しますが、カルバドスは少々湿度の有るセラーでの熟成が好ましいようです。

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シャトードブルイユのセラー

 

出来上がったカルバドスは、樽ごとによってそれぞれ異なった個性を持っています。

その違いを個々に確かめ、その成長を注意深く見守りながらブレンディングを行うのがセラーマスターの技術です。若くて力強いブランデーと古い長期熟成のまろやかなブランデーをブレンドして最高のカルバドスを造りだすその技術はセラーマスター個人のもつ技術と秘密によって支えられており、それはまるで自然の恵みと人の技術が合さって初めてできる、まるで新たな宇宙空間のような感覚さえあります。

 

 

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ブレンディングの技術は並大抵のものではありません。樽によって個性も違えば、また年毎に収穫される林檎の出来や風味も違います。さらには使う林檎の品種の多様性にも味わいは左右されます。その千差万別の樽の中を、ブレンダーはまるで作曲家のように様々な樽を組み合わせて長い経験から得た味覚や嗅覚を駆使しながら、力強くそして官能的な香りと味わいのシンフォニーを作り出していくのです。

デリケートでありながらも完璧な味わいを持つシャトードブルイユのカルバドスは、長期の熟成による古酒の存在感よりも、このブレンディングの技術によるところが大きいのです。

 


シャトードブルイユ : GREAT CALVADOS BRAND

 

シャトードブルイユの生産量は、年間約320,000本にも及び、AOC ペイドージュ地区では第2位の生産量を誇ります。海外では、世界35カ国に輸出されており、生産量の約55%が輸出されています。 ここではジャパンインポートシステムで定番として扱っておりますシャトードブルイユの商品をご紹介いたします。

シャトードブルイユ フィーヌカルバドス

 

このフィーヌカルバドスは、まさにシャトードブルイユカルバドスの入門的な商品。オーク樽の中で2年以上の熟成を経て、金色を帯びたこの若々しいカルバドスは果実味あふれる力強いカルバドスです。

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シャトードブルイユ 15年

 

この15年は最低でも15年以上の熟成を施したカルバドスをブレンドしたもの。華々しい香りを持ち、長期の熟成から得られるがっしりとしたタンニンの風味が感じられます。リッチで官能的。素晴らしい深みが楽しめるカルバドスです。

 

 

シャトードブルイユ ロイヤル

 

ロイヤルはシャトードブルイユが持っている、偉大な秘密のひとつ。同社でも秘蔵中の秘蔵。シャトー内でセラーを管理するセラーマスターが試飲をしている最中に、とてつもない可能性を秘めた味をもった樽だけを別のセラーに移し他の樽とは切り離されて熟成されて造られたという究極のカルヴァドス。シャトー内でも“GREAT MASTER”と呼ばれ、ブレンディングに使用された樽は最も若い樽でも30年以上の熟成を施されたという古酒。本物の最高級品を求める方のためのカルバドスです。

 

 

 

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シャトードブルイユ ポモードノルマンディー

こちらはまろやかで甘い林檎ジュースとオーク樽で熟成されたカルバドスの素晴らしい融合から生まれた商品。カルバドスの特徴をつかみながらも大変親しみやすく飲みやすいこのポモードノルマンディーは、食前酒としても、また食後のデザートと合わせるのに最適です。また、暑い夏にロックでゆったりと楽しむのもお勧めです。

シャトードブルイユが持つ伝統の新たな一面を発見できるポモーです。

 

 

 

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CHATEAU DU BREUIL : COMPANY DETAIL

 

生産開始年 : 1954年

 

従業員数 : 24名

GENERAL MANAGER : DIDIER BEDU

CELLAR MANAGER : PHILIPPE LAMON

TOURISM DEPT. : BENEDICTE BAUDE

 

所有果実園 : 42ヘクタール

林檎の木 所有本数 およそ22,000本

 

林檎年間使用量 : 2,500トン ~ 3,000トン

 

AOC : 100% APPELLATION PAYS D’AUGE CONTROLEE

 

販売活動 : 年間生産量 約370,000本 (700ML)

主要マーケット

フランス国内(45%)

輸出(55%)52カ国 :ドイツ、ベルギー、スイス、アメリカ

オランダ、イタリア、スカンジナビア、イギリス、ロシア、日本

ポーランド、キューバなど。

 

シャトー : 1993年よりシャトーを一般開放。フランスにある蒸留所で最

も訪問者の多い蒸留所で、年間の訪問者数は約42,000人で

世界約50カ国からの訪問者がある。1998年からはコメント

付きのテイスティングセミナーやランチ、ディナーの提供など

様々なアクティビティーを行っている。

 

 

 

                                                           

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Château du Breuil S.A.S
14 130 LE BREUIL EN AUGE
France
Tél : 33 (0)2 31 65 60 00
Fax :33 (0)2 31 65 60 06